「簡単に稼げるバイト」とSNS~AIで詐欺グループを検挙する~

ウマい話はそうそう転がっていない

簡単に稼げる!
日給:10万円~
業務内容:物品の受け取り・配送
学歴・経験:不問
履歴書:不要
#高額バイト #日払いバイト

などのように謳うアルバイトの募集をSNSで見たことはありませんか?
一般に知られていない高収入のアルバイト、いわゆる闇バイトは知らず知らずのうちに犯罪に絡んでいたり、身に危険が及ぶようなものばかりです。
合法で危険性のないものがないとも言い切れませんが、まずないと思っておいた方がよいでしょう。

「いやいや、そんなのに騙される人はいないよ」と思うかもしれませんが、闇バイトによる特殊詐欺は増加傾向にあります。
日頃から使っているSNSという空間で甘言に釣られてしまう若者と言うのは案外に多いのです。
一度してしまえば辞めようにもバイトの応募時に渡した個人情報で脅され抜け出すことも叶いません。

いまや小学生でもスマートフォンを持つ時代です。
SNSのように身近で慣れてしまっている空間においても今一度情報リテラシーを持って向き合う必要があります。
我々が情報交換し、談笑するすぐ近くで犯罪グループはこちらをこまねいているのです。

詐欺グループを可視化する

さらにこういった闇バイトが厄介なのは騙された本人はSNSを通じて指示に従っているだけという点です。
詐欺グループの情報は何も知らず、摘発されれば容易に末端は切り捨てられてしまう。
この容易に切り捨てられる環境を脱しない限り違法な闇バイトは消えることがないでしょう。

これを打破するため、警察庁がAIを取り入れた詐欺グループの可視化に乗り出すことを決めました。
容疑者のアカウントからつながりのあるアカウントをAIを用いて調査し相関図を作成し、浮上した人物を確認することで指示役を特定します。
特定した指示役に対して再度相関図作成、上位の人物を特定…を繰り返すことで詐欺グループを可視化する考えです。


AIの利用におけるデータの取り扱いはまだまだルール整備が追い付いていない部分です。
調査の一環で犯罪行為と無関係な個人の情報が収集・分析され、個人情報が露わになることはプライバシーの侵害の懸念も高まっています。

AIの上手な利用とルール整備がうまく並行していくことが何より望ましいですね。

ライター:H.I