電話代行サービスの利用料金は、一般的に「外注費」で処理されるケースが多いですが、契約内容によっては「支払手数料」や「通信費」などを使用する場合もあります。
どの勘定科目を使うかは、電話代行会社へ何を委託しているのかによって判断します。
たとえば、オペレーターによる電話受付業務そのものを外部委託している場合は「外注費」、電話サービスの利用料という性質が強い場合は「通信費」などが候補になります。
この記事では、電話代行サービスで使われる主な勘定科目と、それぞれの考え方、仕訳例について解説します。
※実際の会計処理については、自社の会計方針や契約内容によって異なるため、必要に応じて税理士などの専門家へ確認してください。
電話代行サービスで使われる主な勘定科目
電話代行サービスでは、主に次の勘定科目が候補になります。
外注費
電話受付や問い合わせ対応など、自社が行う業務の一部を外部業者へ委託している場合に使用されることがあります。
有人の電話代行サービスでは、オペレーターによる電話対応業務を外部委託するため、外注費として処理する考え方が分かりやすいでしょう。
支払手数料
電話代行会社へサービス利用の手数料として支払っている場合、支払手数料として処理するケースもあります。
通信費
電話回線や通話サービスとしての性質が強い場合は、通信費として処理することも考えられます。
どの勘定科目を使用する場合でも、毎月同じ内容の支払いについては、継続して同じ科目を使用すると管理しやすくなります。
☆外注費と支払手数料の両方に共通するメリットは、以下の通りです。
・経費として計上でき、節税効果がある
・会計処理がシンプルで分かりやすい
〇外注費と支払手数料の違い
| 勘定科目 | 特徴 |
| 外注費 | 自社の業務の一部を外部業者に委託するために支払う費用 |
| 支払手数料 | 専門的な業務を外部業者に委託するために支払う費用 |
電話代行サービスの仕訳例
たとえば、電話代行サービスの月額利用料として11,000円を普通預金から支払ったとします。
外注費として処理する場合は、次のような仕訳になります。
借方:外注費 11,000円
貸方:普通預金 11,000円
支払手数料として処理する場合は、
借方:支払手数料 11,000円
貸方:普通預金 11,000円
となります。
実際には消費税区分や支払方法などによって処理が異なるため、自社の会計ルールに合わせて処理してください。
勘定科目の決め方
電話代行サービスの勘定科目は、基本的に「外注費」に該当しますが、以下の点に考慮して決めるとよいでしょう。
・電話代行サービスの内容
・電話代行サービスに期待する効果
・自社の会計処理ルール
例えば、電話代行サービスに「受注管理」や「テレマーケティング」などの業務を委託している場合は、「外注費」が適切でしょう。一方、電話代行サービスに「電話応対」や「伝言メモ」などの業務を委託している場合は、「支払手数料」や「事務経費」が適切かもしれません。
また、自社で会計処理のルールを定めている場合は、そのルールに従って勘定科目を決めるとよいでしょう。
勘定科目の変更
一度決めた勘定科目を変更する場合は、変更理由を明確にしておく必要があります。変更理由が明確になっていないと、税務調査などの際に指摘される可能性があります。
AI電話サービスの利用料は何の勘定科目?
AI電話サービスの場合も、契約内容によって勘定科目の考え方が変わります。
たとえば、AIによる電話受付を業務委託に近い形で利用している場合は「外注費」、電話・通信サービスとして利用している場合は「通信費」、クラウドサービスの利用料として管理している場合は「支払手数料」などを使用するケースが考えられます。
AI電話サービスでは、
- 月額基本料金
- 電話番号利用料
- 従量課金
- 転送料
- オプション料金
など、複数の費用が含まれる場合があります。
料金体系そのものについて詳しく知りたい場合は、「AI電話サービスの料金相場|月額費用・従量課金・通話料の見方を解説」もあわせて確認するとよいでしょう。

まとめ
電話代行サービスの勘定科目は、一般的に「外注費」または「支払手数料」に該当します。
どちらの勘定科目が適切かは、会社の方針や電話代行サービスの内容によって異なります。
どちらの勘定科目を選ぶべきかは、上記の点を踏まえて判断しましょう。


